熊野新聞社 The Kumano Shimbun
〒647-0045 和歌山県新宮市井の沢3-6
営業部 TEL 0735-22-8080 FAX 0735-23-2246
記者室 TEL 0735-22-8325 FAX 0735-28-1125

業務の効率化を図り新設されたデジタル推進課=1日、新宮市役所
デジタル推進課が始動
行政DXで行財政改革
新宮市

 新年度を迎えた1日、新宮市はデジタル技術を活用した行政DX(デジタルトランスフォーメーション)を実現するため、総務部内に「デジタル推進課」を新設した。8人の職員を配置して、業務の効率化による行財政改革の推進を図っていく。

 行政DXとは、地方自治体や国がAI(人工知能)やクラウドなどのデジタル技術を活用し、行政サービスや業務プロセス、組織文化を根本から変革すること。各地で取り組みが始まっており▽オンライン申請▽AI自動応答▽内部事務のペーパーレス化▽データ連係・活用―などを図る。

 上野貴由課長は「初めての部署で市長も力を入れている。デジタル技術の活用により、市民サービスの向上や内部業務の効率化を図っていく。人口減少に伴い市の職員数も減っているが、業務量は減ってはいない。デジタル技術で負担を減らして市民サービス向上につなげるのが役割」と意気込む。

 具体的な取り組みとして「まずはペーパーレス化。事務を迅速にしていきたい。紙の文書を職員が1人ずつ確認していたら時間がかかる。電子文書だと短縮化できる」と話す。

 生成AIの活用にも意欲を示す。「内部の事務にどう生かしていけるかを探っていきたい。簡単なシステムはもう入っており、議事録の要約やアイデア提案などでは使用しているが、本格的な業務活用は今のところ難しい。AIを利用した情報化施策を重視して進めていきたい」と述べる。

 なお近隣では田辺市が、2021年10月から建設工事などで電子入札システムを導入しており、先行事例として注目しているという。

  □     □

■空き家対策室も新設

 建設農林部内に空き家対策室も新設した。人口減少に相まって増加する空き家問題について、職員2人で重点的に取り組む。

 加子坂嘉隆室長は「倒壊の危険や防犯上、景観上の懸念がある空き家の課題解決に向けた取り組みで、隣接する住民の不安を払拭し、市民の安心安全な生活環境の保全を図りたい」と話した。

(2026年4月2日付紙面より)


記事一覧

新年度の業務へ士気を高める職員=4月1日、那智勝浦町役場
行政 2026年度がスタート
住民サービス向上へ意欲
那智勝浦町
 各地の官公庁で1日、2026(令和8)年度の業務がスタートした。那智勝浦町では堀順一郎町長が職員へ訓示し、住民サービスの向上や町の発展へ、引き続き力を尽くそうと促した。

 堀町長は「役場の仕事は町の発展、町民の幸せのため。誰のため、何のためなのか、仕事の目的を明確にすること。仕事は楽しいことばかりではないが、楽しんで仕事をしてほしい。それには心身ともに健康でなければ。私が先頭になって皆さんの健康管理に取り組みたい」とまとめた。

  □     □

■新規・派遣職員を歓迎

 本年度の新規・派遣職員は8人。一人一人があいさつし、今後への抱負を語った。

 堀町長は「〝聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥〟。分からないことがあれば優しい先輩たちに聞いて。早く職場に慣れ、那智勝浦町の職員として町の隅々まで知って」と歓迎した。

  □     □

■退庁の職員ねぎらう

 町は3月31日、この日をもって役場を退庁する職員と、4月1日付で研修などを理由に役場を離れる職員へ辞令を交付。堀町長は職員らへ、町政発展に尽力してくれた事に感謝を示し「健康に留意して次のステージでもご活躍いただけたら。今後も役場へのご指摘があればぜひ」と謝辞を述べた。

(2026年4月2日付紙面より)

もっと見る
折たたむ

防災アンケート調査の結果を報告する(左から)雑賀望部長、雑賀諒さん、東出卓己班長=3月31日、串本町役場本庁舎
防災 独自の防災調査結果を報告
CGS部の防災班が串本町へ
串本古座高校
 和歌山県立 串本 古座高 校CGS部(雑賀望部長)が3月31日、独自に実施した 防災 アンケート調査の結果を串本町の田嶋勝正町長へ報告した。

 この調査は、部内で結成している活動班の一つ・ 防災 班(班長=東出卓己副部長)の取り組み。同班は関西民放NHK連携プロジェクトに関わる中で若い力への期待感を感じ、自分たちにできることへと歩み始めた。

 目下の目標は生徒主体による地域住民を誘いながらの 防災 訓練 実施。2026年度初実施を目指すに当たってまずそれぞれの意識を確かめておきたいと考え、2月に同校が立地する堀笠嶋区役員の協力を得て住民、3月に抜き打ちの校内 防災 訓練 の延長で生徒へ回答の協力を求めた。

 回答数は住民43世帯、生徒74人。住民の調査は訪問ヒアリングで行い▽南海トラフ 地震 発生時の行動▽普段の 防災 対策 ▽区や町や高校生に取り組んでほしい事柄▽昭和南海 地震 の体験談などを聞いたことはあるか▽町の避難訓練へ参加しているか▽どのような避難訓練にすればよいか―といった項目で回答を集めた。生徒の調査は書面で行い▽これまで通りの避難訓練でよいか▽地域と一緒に行う上でどのような避難訓練であれば参加したいと思うか―といった項目で回答を集めた。

 この日は雑賀部長(現3年)と東出班長(同)、雑賀諒さん(現2年)が田嶋町長を表敬訪問。中西浩子校長や堀笠嶋区の松本英明副区長が立ち会う中で調査結果とその考察の内容を報告。展望として 防災 に関心がある生徒が積極的に地域の避難訓練に参加して交流を深め、その連携でさまざまな避難訓練実施を目指すことも伝えた。

 報告を受けて田嶋町長は「高校生の皆さんが協力してくれるのは心強いし、地域の皆さんも元気が出て津波に対して前向きに取り組める。ぜひとも避難を盛り上げる形を取ってもらいたい」と期待し、26日に県が公表した想定も含めて町が直面している課題を情報共有して生徒の考えを後押ししつつ報告を受け止めた。

 住民の調査について東出班長は「ネットを見ていると逃げる気のない人が多かったりするけれど、アンケートを取ってみた結果では逃げる意思がある人が想定より多かったと思う」とコメント。生徒主体の訓練とともに今回の調査の成果やノウハウを後輩へ引き継ぎ、今後もこの調査も継続していきたいと語った。

(2026年4月2日付紙面より)

もっと見る
折たたむ
主な記事 *記事詳細は熊野新聞紙面をご覧下さい*
  • 行政 官公庁が新年度を迎える 串本町は新教育長が着任
  • 学校 北本さん、表さんが優秀賞に みらい甲子園東海エリア大会で (紀南高校)
  • スポーツ 愛好者136人個人戦で競う GG競技会「第2回記録会」 (串本町)
  • 地域 慰霊とサクラ鑑賞合わせて 「いきいきサロン三四朗」 (那智勝浦町)
  • 地域 さらなる魅力周知図る 新宮城跡に案内板設置 (新宮RC)
  • 地域 サンバのリズムで会場が一つに 円満地オートキャンプ場桜まつり (那智勝浦町)
  • 地域 健やかに成長できるように 「子育てガイドブック」 (那智勝浦町)
  • 地域 誰でも無料で利用可能 太地町「じゅんかんバス」
  • 教育 晴れ舞台に臨み新生活始まる わかば保育園で入園・始業式 (那智勝浦町)
  • 観光 手を振り再来呼びかけ 新宮港で客船を見送り
くまスポ 【3月31日付紙面より】
  • 13チームが熱戦繰り広げる ソフトバレー「白鯨杯」 (太地町)
ご購読・試読のお申し込み